はじめてのアジャイル

平鍋さん・倉貫さん

なぜ今Agile

3コマ漫画の紹介
http://www.dilbert.com
管理職にはアジャイルを誤解している人が多い

■ミッション・リスク分割型ビジネスと
ウォーターフォール型開発(従来型)
 ⇒半年から3年
ITは作るだけ、ビジネスがどうなろうが構わないスタンス
 ⇒全く使われなくなる45%
 ⇒ほとんど使われない19%

  • ビジネス側は最初に詰め込みたがる、ソフトウェアは使ってみるまでは本当に欲しいものかどうかわからない
  • 1年たってると市場がかわって不要になる

■ミッション・リスク共有型ビジネスとAgile型開発
ビジネスとITが一体になった「OneTeam」
反復(Iterative)・漸進開発(Incremental)=Agile

  • 時間軸:2週間〜半年単位のリリースを繰り返す
  • 機能軸:重要機能から積み上げる

CPUが安くなり人の方が高くなってくると短いサイクルでやった方がよくなりAgile開発へ

Agileとは何か

Agileの価値観

http://agilemanifesto.org/iso/ja/

  • 背後にある原則

http://agilemanifesto.org/iso/ja/principle.html

アジャイルの現在位置
1990年代後半 XP,SCRUM
2002年Agile宣言
   その後LeanSoftwareDevelopmentが加わり経営層に説明しやすくなっている
2010年大規模・組織改革・Lean/AgileAgile/UX

海外の状況

Agileの意思決定がCTO,CIOに移ってきている

使っているAgile方法は、Scrumが49%

日本の課題

Agile採用の障壁
 ⇒企業風土
 ⇒抵抗勢力
Agileを採用してコストがさがるという考え方はしない方がいい。

Agileのはじめ方

守破離

  • 守:プラクティスを忠実に守ってみる
  • 破:振り返りで自分たちに合わせる
  • 離:ビジネスにあった開発手法とする

まずは守からはじめるべき。
いきなり破に行くと失敗する可能性大

日本の事例

倉貫さんの事例

Point of Sales
⇒製造業などがそう。買った時点が最高潮
Point of Use
⇒使っている時が最高潮

いろいろと弊害があるかもしれないが
完璧でなくても始めるのがAgileでは?

ラクティス紹介

■振り返り
KPT⇒Practice化(KPTP)
2週間に一回ぐらいやっていきましょう。
短いサイクルで個人のよかったノウハウや抱えている問題をチームのものとする
ペアプログラミング
常時コードレビューを実施している状態
ソースコードを理解している人間をクラスタ
■朝会
野望カレンダ
今期の重点3つ
タスク看板
必ず15分で終わらせる
■時間割表
1日は2時間を3コマ
2時間ペアプロすると休憩しないと
■バーンダウンチャート
■タスクかんばん
Todo,Doing,Done

アジャイル実践の勘所

アジャイルは変化(カイゼン)を週間にすること

  • 習慣化のためのヒント

みえる化
 ⇒見えなければ、制御できない、適応出来ない。カイゼンできない
小口化
 ⇒小さくすれば、身軽にできる。身軽になれば習慣にできる。